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CROSS TALK04

ブレインパッドの“ITコンサルタント”ってどんな仕事?

ITコンサルタント 座談会

ブレインパッドと言えばデータサイエンティストのイメージが強いかもしれませんが、
データ分析や施策の提案にとどまらず、施策を実行し成果を出すところまで
クライアントを支援するためには、ITコンサルタントやエンジニアが非常に重要な役割を果たします。
今回は、データ基盤構築とその後のデータ活用支援をリードしている
ITコンサルタントの皆さんにインタビューを実施しました。
ブレインパッドに入社した決め手は?お客様からはどんな期待があるの?
今後のキャリアパスは?絶賛仲間を募集中です!等々、いろいろと語ってもらいました。

Member

NAME Kazuhiro.W
JOB ビジネス統括本部 プリンシパル

2015年入社。大手印刷会社から広告代理店、事業会社の執行役員を経て、ブレインパッドにジョイン。事業側と顧客支援側のいずれの経験もあり、コンサルティング、マーケティング、データサイエンス、エンジニアリングすべての領域に知見と経験を持つ。

2015年入社。大手印刷会社から広告代理店、事業会社の執行役員を経て、ブレインパッドにジョイン。事業側と顧客支援側のいずれの経験もあり、コンサルティング、マーケティング、データサイエンス、エンジニアリングすべての領域に知見と経験を持つ。

NAME Akira.I
JOB ITコンサルタント

2018年入社。ITコンサルタント部隊のグループマネージャーを担う。新卒で大手ITベンダーにてデータウェアハウスを扱う部署に10年以上在籍、その後大手ゲーム会社を経て、ブレインパッドにジョイン。データウェハウス構築のプロフェッショナルとして、20年以上の業界経験を持つ。

2018年入社。ITコンサルタント部隊のグループマネージャーを担う。新卒で大手ITベンダーにてデータウェアハウスを扱う部署に10年以上在籍、その後大手ゲーム会社を経て、ブレインパッドにジョイン。データウェハウス構築のプロフェッショナルとして、20年以上の業界経験を持つ。

NAME Masashi.Y
JOB ITコンサルタント

新卒で大手メーカー系SIerに入社。電子基板設計の部署に2年在籍後、ネットワーク機器の設計や導入支援を行う部署へ異動。データ活用領域に魅力を感じ、2019年にブレインパッドにジョイン。入社後すぐプロジェクトに参画、プロジェクトマネジャーを目指し活躍中。

新卒で大手メーカー系SIerに入社。電子基板設計の部署に2年在籍後、ネットワーク機器の設計や導入支援を行う部署へ異動。データ活用領域に魅力を感じ、2019年にブレインパッドにジョイン。入社後すぐプロジェクトに参画、プロジェクトマネジャーを目指し活躍中。

ブレインパッドに入社したきっかけは?

Kazuhiro.W20代のころは大手印刷会社で通販カタログの制作を担当していました。当時は印刷業界にもDTP(Desk Top Publishing)というデジタル化の波があり、制作工程のデジタル化を進めていました、その後会社がデータベースマーケティング事業を手掛け始めたので、自ら手を挙げてデータ分析の部門に異動しました。異動後は、統計解析を使ったデータマイニングやテキストマイニング等をやっていました。当時はダイレクトマーケティングから「CRM」という概念が出てきたときで、SASなどを使用して分析やレコメンドエンジンの開発などを行っていました。この頃のCRMは、個別の顧客やプロモーションにまつわる分析以外に、経営に直結するテーマも多く、事業企画、開発等幅広い業務に携わっていました。その後広告代理店の子会社に転職し、CRMコンサルタントとして活動しながら、広告データの分析やBIシステムの開発等を担当していました。ブレインパッドの前には、事業会社で執行役員として新規ビジネスの開発や組織運営も経験しました。

振り返ってみると、これまでマーケティングやビジネス領域、エンジニアリング領域、データサイエンス領域のそれぞれにまたがる形でキャリアを形成できたのは良かったです。

Akira.I私が入社したのは約2年半くらい前でしたが、当時の面接官はKazuhiro.Wさんでした。なぜブレインパッドに入社しようと思ったのですか?

Kazuhiro.W印刷会社時代にDTP化の波が起きていた時と、当時のデータ活用のフェーズが似ていたんですよね。DTP化の「印刷物の企画からデザイン、制作まで一連の工程がすべてソフトウェアで完結する」流れと同じで、データ活用においても、分析のみを行うのではなく、ビジネスの要件からシステム・組織の整備、開発、データ活用までの全行程を知った上で支援した方が良いと感じていました。ブレインパッドならそれができると思ったというのが入社を決めた理由です。あとは、代表の草野さんがSNSで会社のBBQ大会の映像を流していて、楽しそうな会社だと思ったことも大きいです(笑)。ベンチャーっぽくて良い会社だと率直に感じました。
Akira.Iさんの入社の経緯もぜひ。

Akira.I私は新卒で大手ITベンダーに就職しました。その後、会社がデータ分析製品を扱う会社を買収し、その製品を扱う部署に配属されました。

Masahi.Yそこではどんな仕事を?

Akira.I例えば、金融関係のダイレクトメールを送るためのデータベース構築だったり、地方銀行やカード会社のデータベース構築だったり、テーマはその時々で変わりますが、ずっとデータベースを構築する仕事をしてきました。その会社で10年以上働きましたが、「事業会社で働きたい」と思うようになりゲーム会社に入社しました。入社後すぐ子会社に出向し、ゲームのデータを扱ってマーケティングやKPIの管理を行うためのデータベースを構築する部署に6年在籍しました。そこでも、アーキテクチャは色々変わりましたが、モバイルアプリのデータを蓄積して可視化する仕事を担当していました。入社当初は、MySQLなど小さなデータベースで構築していましたが、退職時には、サーバー60台程のハイスペックなサーバーでHadoopのクラスターの運用をしていました。退職する直前は、データ基盤をAWSに移行するプロジェクトが立ち上がりかけていて、検証まで携わり、その後にブレインパッドに転職しました。

Kazuhiro.Wブレインパッドへの転職は、事業会社からまた顧客支援側に戻ったという感じですよね。なぜブレインパッドに入社を決めたのですか?

Akira.I1社目ではクライアントのシステムを1~2年のサイクルで構築していましたが、事業会社でも結局、お客様が社内の部署に変わっただけで、やることは同じだと感じてしまったことがキッカケです。また、1社目も2社目も会社規模が大きく、いろいろな根回しが必要なケースもありました。ブレインパッドのようにある程度コンパクトな規模の会社で、裁量を持ちながら、様々な案件に携われる方が自分にとっては居心地が良く、仕事を楽しめると感じたので入社を決めました。あとは選考スピードが早かったことも好印象でした。エージェントにも早く回答してくれと急かされましたね(笑)。

Masahi.Y分かります(笑)。私の選考スピードも早かったです。私はもうすぐ入社して2年になりますが、転職活動していた当時もビッグデータやAIといったワードは流行っていました。その中で、そうした流行りに乗ることなく、以前よりデータ活用という領域で事業を立ち上げた会社と聞いて、とても興味が湧いたのを覚えています。データに対する先見の明があるのだと魅力的に感じました。あとは、私もAkira.Iさんと同じで大手企業にいたので、組織規模が比較的小さい会社に転職して、自分の力で様々なことができるようになりたいと思い、入社を決めました。

Akira.IMasashi.Yさんは、私のチームで活躍している頼もしいメンバーです。データや基盤構築という部分に興味を持った理由は?

Masahi.Yそうですね。私は前職が大手メーカー系SIerで、電子基板の設計やルーターやスイッチ等、ネットワーク機器のソフトウェア開発をしていました。ネットワーク機器の導入部隊が別部署にあったのですが、導入支援の際にネットワーク技術に詳しい人が必要になり、導入支援の案件にアサインをされるようになって、官公庁のインフラを刷新するプロジェクト等に携わっていました。転職しようと思ったのは、前職ではSEではあるものの、インフラ系の経験がメインだったので、今後はアプリケーションやデータを扱う経験をしたいと思ったからです。ネットワークの経験を活かしつつ、新しい経験を積めるのがブレインパッドだと思いました。

Akira.I入社してみて実際にどうですか?

Masahi.Y自分がチャレンジしたい業務で経験を積めるので、とてもやりがいを感じています。今後はプロジェクトマネジメントができるようになりたいですね。技術を探求するのも好きなので、技術力を高めつつ、プロジェクトをリードできるような人材になっていきたいですね。案件を進めながら、新しく調べなければいけないことがたくさん出てくるので、プロジェクトを通して技術力を上げることもできるのですが、よりレベルを上げられるよう頑張っていきたいと思っています。

Kazuhiro.WAkira.Iさんが言う通り、頼もしいですね!

ブレインパッドのITコンサルタントとしての醍醐味は?

Kazuhiro.W私が担当した化粧品会社や銀行のプロジェクトは、ブレインパッドらしい事例を生み出せていると感じています。化粧品会社でのプロジェクトを例にすると、もともと「Rtoaster(アールトースター)」を導入していただいていたのですが、現在そこから派生して GCP(Google Cloud Platform)をベースにしてDMP(Data Management Platform)を構築しています。DMPで蓄積したデータを使って、コンサルタントの私たちがデータを分析し施策に落とし込み、クライアントに提案します。今ではマーケティングオートメーションツールの「Probance(プロバンス)」も導入し、デジタルだけでなく店舗など含めたオムニチャネルCRMの実行を進めています。次に銀行のプロジェクトの話をすると、最初は受託分析からスタートし、その後お客様内部にデータ分析組織の組成ニーズが発生したため、現在はデータサイエンティスト組織の立ち上げを支援するような形に発展しています。分析した結果を提示したり施策を提案したりするだけでなく、「分析結果を施策に落とし込むには?」「効果検証をどのように行うのか?」「データの利活用を支える組織人材やシステムは?」等をクライアントと日々議論しています。社内外のデータサイエンティストとも協働しながら、分析でお客様のビジネスを生み出す、効率化するという目的に向かってプロジェクトを進めることができています。

Akira.Iブレインパッドはコンサルタントやデータサイエンティスト、エンジニア等さまざまな職種の人がいますが、組織横断の案件が本当に多いですよね。わたしも大規模案件が年々増えていくのを肌で感じています。

Kazuhiro.Wブレインパッドは、プロフェッショナルサービスをベンダーフリーで進めていくこともできますし、スピーディーに自社製品や取り扱っている海外製品の提供もできます。データ活用を軸に様々なソリューションを提供できるところがブレインパッドの強みですよね。

Akira.IKazuhiro.Wさん、ITコンサルタントの魅力PRもお願いします(笑)。ブレインパッドのITコンサルタントは、お客様からどのように期待されていますか?

Kazuhiro.Wそうですね(笑)。ずばり、ブレインパッドのITコンサルタントは、「データ活用のための」システムを設計し、構築することができるので、その点を期待されていると思っています。
事業会社の分析業務は、データサイエンティストといった専門人材が出てくるまでは、事業部門の営業や企画の方が担うケースが多かったので、システムに詳しい方ははあまり多くない傾向がありました。また逆に、情報システム部門側は、分析するための仕組みを作った人の絶対数が少なく、分析側で何を求めているのかを分かった上でシステム設計できる人材は、市場にあまりいないと感じています。
データベースだけ構築して使われなかったということがないように、活用イメージを持ったうえで、システム構築ができる、しかも活用の支援までやり切れるというのは私たちの強みですね。それを可能にしているのは、ブレインパッドが創業からこの領域で多数のお客様の支援をしてきており、圧倒的なノウハウと人材を抱えているからではないでしょうか。

Akira.I多くのデータサイエンティストが所属している大手SIerとの違いはなんでしょうか?

Kazuhiro.W確かに、他のシステム会社でも優秀なデータサイエンティストがたくさん在籍していますよね。ただ、組織のつくり方というか、成り立ちが違うと思ってます。ブレインパッドは、ビジネスとエンジニアリング、データサイエンスいずれの領域もまたがってできるように組織を構成してきましたが、他社の場合、大手企業が多いので、それぞれの専門家を集めた組織のつくり方をしていることが多いかなと思います。

Akira.Iなるほど。依頼されたものを自分の得意領域に閉じてつくるのではなく、あるべき姿から逆算してつくるべきものを提案していくことは、ブレインパッドでは誰しもが意識していますよね。

Kazuhiro.Wはい。業務プロセスや分析・統計解析、システムについて個別に提案できても、それらを統合してお客様にデータ活用を提案できるような人材は非常に少ない。対して、ブレインパッドはビジネスの要件から、必要なデータ分析と仕組みを考え、システムを構築し、どうビジネスを発展させていくべきかがわかっている。そんなところにお客様からの信頼と期待があるのだと思っています。Akira.Iさんもエンジニアリングに軸足はありますが、ビジネスとデータサイエンスを求められるシーンが多いですよね。

Akira.I確かにそうですね。私はいま物流系企業のプロジェクトを担当していますが、データ分析のテーマ設定から意見を求められることも多いです。例えば、「荷物をどれだけ卸して、配送して、何時にモノが到着して…」といった普段目にしている業務上のデータから、どんなビジネステーマを設定し解決に向けてデータを取るのかといったテーマ設定の段階から関わることが多いです。ITコンサルタントの立場としても「そのビジネステーマであれば、こんなデータが必要です」だったり、「他業界ではこのようなデータを取得しています」といった提案や、データからの示唆を提示していると思います。
私は20年以上データ関連の業界にいますが、データ蓄積やデータ活用が遅れている領域は多く、まだまだブレインパッドが求められるところが多いと感じています。

Masahi.Yやはりデータの活用シーンを見据えたデータ基盤構築の実績がある点でブレインパッドはお客様から評価されていますよね。データを統合してください、と言われてその通りに構築するだけなら、たしかに大手SIerでも可能だし、場合によっては私たちよりうまくできるかもしれない。でも、それってSIerの仕事の域を出ないと私は思っています。

Akira.Iブレインパッドは、SIerじゃない。

Masahi.Yはい。私が担当している銀行の案件も業務を行うためのデータは蓄積されているものの、それをマーケティング観点で活用していくという点ではまだまだ提案の余地があると思っています。もちろんデータのセキュリティや信頼性も担保しつつ、まずはデータを蓄積し、新たな知見を得たいというのが、お客様の期待だと思いますが、そこから攻めのIT投資を実現し、データ活用をより広げることができたら、と思っています。

 最後に、一言お願いします!

Kazuhiro.W絶賛、仲間を募集中です!

Akira.Iこれが1番言いたいことですよね(笑)。

Masahi.Yぜひ、どんな人に仲間になっていただきたいのかアピールをお願いします!

Kazuhiro.W現状、大手企業のお客様からデータ活用のためのシステム開発の要望が高まっているので、分析のことを知っていて、エンタープライズで大規模システムの開発経験があるプロジェクトマネージャーの方に来ていただきたいです。理想は、分析もビジネスもシステムもある程度わかるような形でITのアーキテクチャが語れるようなコンサル的な人です。

Akira.I理想が高いですね(笑)。

Kazuhiro.Wあとは、大規模な仕組みをクラウドベースのモダンな設計で開発できる方にも来ていただきたいです。

Masahi.Y更なる要望が出てきましたね(笑)。私も自分自身が比較的若手のメンバーとして入社したこともありますが、同じような年齢の方に来ていただけると嬉しいです。クラウドサービスは技術の進化も早いので、常に技術のキャッチアップをしながら、一緒にプロジェクトマネージャーを目指せる人と働きたいです。

Akira.Iわたしはチームリーダーの役割にありますが、今後はより人を育てるような業務にシフトしていきたいと思っています。Kazuhiro.Wさんが言っていたように、エンジニアリングはもちろん、ビジネスやデータサイエンス領域の知見を持って、クライアント支援ができる人材は市場に少ない。データ活用という領域でキャリアを形成し強みにしたいという方には、ぜひ入っていただきたいですね。
わたしたちのチームはデータ活用を見据えた基盤構築やその後のデータ活用支援において圧倒的なノウハウを持っていますので、そのような領域に携わっていきたい人には、絶好の環境だと思いますし、私自身も後進を育てることを頑張っていきたいと思っています。未来の仲間をお待ちしています!!